協力隊ブログ『地域で活動報告を行いました』

こんにちは、協力隊の青木藍です。
先日、28日に行われた『新宮町地域づくり協議会』にて、3年間の活動を報告しました。
お世話になった地域や市役所の関係部署の皆様など、顔を知っている方がたくさんいらしたので、かなり緊張しました。


  

簡単な自己紹介の後、実施してきた有害鳥獣捕獲、鳥獣害対策活動、捕獲鳥獣の利活用、協力隊活動の情報発信などの活動について報告しました。
私が新宮町に来た当時の地域の問題として、罠を使った鳥獣の捕獲が積極的に行われておらず、効率的に捕獲が進んでいないこと、サル対策用の電柵等といった対策導入が進んでないため、大きな被害が発生していて、対策への意欲がそがれている現状がありました。
そこで、まずは新宮猟友会と協力して有害鳥獣の駆除(イノシシ、シカ、サル等)に取り組んできたこと、鳥獣害セミナーや講習会に参加し、知識と経験を身に着け、地域が自ら対策が出来るよう、人材の育成に取り組んできました。
さらにサル害に効果的な電気柵の設置方法を広め、被害の拡大防止に努めました。電気柵の設置導入した5つの畑では、設置以降にサルの侵入はなく、こうした評判が地域に広まり、電気柵の設置検討をされる方が増えています。
地域が自ら鳥獣害対策へ取り組む意欲の向上に貢献できたのではないかと感じています。
その他には、鳥獣害対策や協力隊活動を紹介する新聞や、鳥獣被害についてまとめたパンフレットの製作、イノシシ石けんの製造や販売企画について紹介しました。

活動開始から2年目に入ると活動の評判が広まり、同時に32名から有害鳥獣の駆除依頼があった時には体力、気力ともにかなり大変でしたが、町内のたくさんの人と知り合うことが出来、地域になじむキッカケになったので良い経験になりました。
任期後は新宮町内に定住するつもりで、現段階では定住する家や仕事などを探していくつもりです。
おかげさまで大きなケガや事故等なく、協力隊の活動に取り組むことができました。
地域や市役所の皆様のお力添えがあったおかげと感じております。
ありがとうございました。
まだあと2か月ほど、協力隊の任期があるので最後まで頑張りたいと思います。