<青木 隊員>
こんにちは、地域おこし協力隊の青木です。
愛媛県は11月1日から猟期が始まりました。早速、地域の方と猪を捕獲する巻き狩りに参加しました。
巻き狩りとは、足跡などから獲物がどこにいるか検討を付け、勢子(せこ)と呼ばれる猟師が猟犬を使って獲物を打ち合わせた場所に追い出し、待ち伏せていたメンバーが銃で撃って捕獲する狩猟の方法の一つです。
写真の一枚目では猟師のメンバー内で、今日のメンバーの配置や猪のいる位置を打ち合わせています。巻き狩りを行うのに一番大切なのが事前の「見切り」と呼ばれる足跡や餌を食べた痕跡から、どこにどのくらいの大きさの獲物がいるか検討を付けることで、猟師の腕が試されます。
写真の2枚目に写っているのは、田んぼを荒らしに来た猪が掘った穴です。田んぼのそばには落穂や虫などの食べ物を狙って、猪が集まっているようで、この日の痕跡の様子だと猪が2頭ほどいるらしいとのことでした。
上の写真は猪狩り専用の猟犬です。人間にはとても懐っこい、いい子ですが猪にはとびかかっていきます。走り回るので背中から見ると背筋がムキムキです。
この日は90kgほどの大きなオスの猪を捕獲することが出来ました。捕獲するのも大変ですが、そのあとの処理もまた大変です。お湯をかけ、毛を抜き、内臓を取り出してお肉にするまでに5時間以上かかりました。処理が終わった後、皆さんと捕れたばかりの猪を炭火でこんがりと焼いて、バーベキュー。疲れも吹き飛ぶおいしさでした。
まだまだ3月まで猟期は続きます。これからの時期がますます楽しみになりました。