【協力隊ブログ】新宮地域の隠れ観光スポット

<用松 隊員>

新宮地域のミステリーハンター用松です(世界ふしぎ発見調)。

新宮へ遊びに来られる方々は、霧の森やあじさいの里を訪れる方が多いですが、それだけで帰ってしまうのは、MOTTAINAI(ワンガリ・マータイさん風、ちょっと古い??)。それ以外にも、新宮地域にはあまり知られていない観光スポットがたくさんあるので、今回はその中のひとつとして新宮鉱山跡地をご紹介させて頂きます!

新宮地域と鉱業の関わりは古く、7世紀頃に東大寺の大仏造営のため砂金を宇摩地方で採取したことが最古に確認されてます。その後も砂金の採集は昭和時代まで続き、最盛期は銅山川の河原に飲食店が数ヶ所あったり砂金の買取商人が出入りしたりしていたそうです。

ところで、新宮鉱山は、発見された時期については諸説ありますが、本格的に開発され始めたのは1939頃からです。その後、銅の価格が低下する一方で電力、通気、排水、運搬にかかる費用が増大し、鉱量の枯渇も相まって1978年に閉山しました。その後、1989年に鉱山跡地を新宮村(当時)が鉱山会社から買収し現在に至ります。

それでは、新宮鉱山へふしぎ発見!

▲鳥の囀りや風に揺れる草木の音だけが聞こえる静かな山道を暫く歩くと、東洋…いやっ東予のマチュピチュとも言われる!?新宮鉱山の選鉱場がありました。

 

▲それから少し歩くと、岩石の崩落で山道が塞がれていました。「これから先は進めないのか。う~ん残念」…と思いつつも、崩落した岩石を攀じ登り先へ進みました(危険なのでマネをするのは止めましょう!)。

 

▲人の行き来が無いせいか、道路は草が生い茂り、落ち葉が積もってました(秋ならではの風物詩かも)。

 

▲鉱山坑口と思われる遺構もありました。坑口の中は真っ暗で何も見えませんでした。次は、懐中電灯を持って入ってみようと思います。

 

▲道中、野生の鹿の親子や10匹以上の猿の群れを見掛けましたが、私の気配に気づくと逃げられました。動物達のいた場所をよく見ると、きれいな紅葉が・・・。果たして、紅葉狩りでもしてたのでしょうか。

 

▲これより先は、獣道が続き道が途絶えます。さらに進むと遭難してしまう可能性もあるので、歩いて行くのはここまでが良いかもしれません。

 

以上、新宮地域の隠れ観光スポットでした
( `―´)

 

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