【協力隊ブログ】他県の事情を学ぶ

<菊池 隊員>

みなさんこんにちは、金砂・富郷地区担当の菊池です。今回は普段の生活から少し離れ、他県の見学へ行ってきましたので報告します!

先日、高知県高知市にて地方創世フォーラムというフォーラムが開催されました。愛媛県の隣の高知県は、地方活性化では先進的な県で、様々なことを学んできました。

▲地方創世フォーラムの模様(本番中は撮影禁止のため、壇上の様子のみですが…)

さらに翌日は土佐町と本山町へ行き、実際に過疎と言われる地域を住み続けられる地域にするためにはどうしているのかの実例を見学してきました。
土佐町は石原地区と呼ばれる集落へ行き、廃校になった小学校を集落活性センター(集活センター)として再利用し、定期的に直産市を行い集落に人を呼んだり、商店やガソリンスタンドを経営して日々の生活の質の向上をはかったりといったことを行っていました。

▲集活センターいしはらの里

金砂・富郷地区は商店やガソリンスタンドがなく、特に給油問題は喫緊の課題です。しかし、ガソリンスタンドの設置には莫大な費用もかかります。こういった問題に取り組んでいく上で、先進事例は大変参考になりました。まったく同じ方法は使えませんが、参考にできるところはしっかりと参考にしていこうと思います。

▲地下にタンクを埋める必要のない小型給油機が、地域住民のライフラインを守っている

 

続いて向かった本山町の汗見川(あせみかわ)地区は、実は富郷から山を越えてお隣の地区です。現在は道路が通行止めのため直接移動することはできませんが、直線距離は比較的近い地域です。
汗見川の集活センターも小学校を再利用していました。教室を宿泊施設に改装し、スポーツ合宿などの利用があるそうです。特に夏場の週末はほぼ満室の状態が続いているとのことで、地域の人口と比べると少なくない人たちが訪れてくるということでした。

▲教室に畳を敷き宿泊できるように改装

また、そこで出す食事は地元の方が、地元の食材で作るもので、雇用の面だけでなくやりがい面でも地域の活性化をなしているように感じました。

▲地元食材をふんだんに利用した食事を頂きました。

これから協力隊として活動がより具体化していくでしょう。
先進事例などを参考にしたり、様々なことをさらに学んだりして、よりいっそうの活動をしていきたいと思います。

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