<青木 隊員>
協力隊の青木藍です。朝夕もだいぶん涼しくなり、夜に鳴くコオロギの声に秋の気配を近くに感じますね。
8月14日(火)に新宮盆踊りがありました。。練習や前日の準備などにも参加しました。
昨年までは新宮公民館の駐車場で行われていましたが、今年はもっとたくさんの人に来てもらえるよう、新宮小中学校の運動場で開催されました。盆踊りには、新宮小中学校に市内から通っている子どもやそのお友達、ちょうどお盆で地域に帰省していた人など、地域の外からもたくさんの人に参加していただき、予想以上の賑わいでした。
今まで地域で続けられてきたイベントが新しい企画を取り入れることによって、来場者数を大きく増やし、大成功することが出来たと思います。地域内外の人が参加して、イベントを一緒に盛り上げる現場を見ることができ、段取り、企画など、勉強になりました。
8月26日には新宮地域の上山地区で開催された鐘踊りに参加してきました。大西神社は戦国時代に、長曾我部元親と戦い自死した大西備中守元武(おおにしびっちゅうのかみ もとたけ)の霊を祀っています。
鐘踊りは、大西備中守元武のかつての善政をたたえるため、踊りが好きであったことから、江戸時代に念仏踊りとしてはじめたと伝えられています。
300年以上の歴史があり、昭和43年に、愛媛県の無形民俗文化財に指定されました。
江戸時代に後の子孫が踊り好きな性格だったと伝わる元武公の供養のために念仏踊りとして始めたのがきっかけで、新宮町上山にある大西神社で行われます。面、棒ふり、太鼓、鐘、長刀、まさかり等の役割に分かれ、太鼓や鐘に合わせて22名のグループで踊ります。四部で構成された踊りは4時間以上続き、扇を使いながら踊る勇壮な踊りで、最後を締めくくります。
こちらに住むようになってから、知り合いの方も増え、イベントや行事に参加する機会に恵まれています。準備や片付けに参加し、夏場の週末は忙しくしていました。
会場で知り合いの方に挨拶し、気軽におしゃべり出来るようになってきたのがとてもうれしく思います。最初は地域のコミュニティに溶け込めるか不安でしたが、日々の活動を通して地域の一員として受け入れてもらえる第一歩を踏み出している充実感を感じています。
同じ日本といえども気候も食も文化もコミュニケーションも驚くほど違うなと感じます。
そんな違いを受け入れて、自分の幅を広げ、成長できるからこそ楽しい、それが地方への移住なのだなと感じている移住4か月目です。