【協力隊ブログ】猪の被害と猟期に向けて

<青木 隊員>

協力隊の青木です。
地域の皆さんとの会話の中で、松茸の収穫やお茶の木への肥料撒き、稲の実りなどの話題が増えてきました。朝夕の涼しい空気以上に秋の本格的な訪れを感じます。

猪や鹿などの野生動物たちも活発に動き回って餌を食べ、冬に備えているようです。下の写真は猪が掘り起こした地面の様子です。

強力な鼻先の力で地面をめくりあげています。
植物の根っこに住むミミズや昆虫を食べるために掘り返しているようです。

この写真は霧の高原で撮影したものですが、ここはちょうどパラグライダーの滑走路や着地点。ちょうどその場所を猪が穴だらけにしてしまったのです汗

パラグライダーのお客さんが足を取られ、転倒しない様、地域の方と一緒に猪の掘った穴を一つひとつ埋め、剥がれた土の塊を戻し、草刈りも行いました。

思ったより穴がたくさんあり作業が大変でしたが、高原の風が気持ちよく、いい汗をかきました。

下の稲の写真は猪に荒らされた田んぼの様子です。

稲が踏み荒らされています。

せっかくお米が実っても、猪の体が触れると、ドロとケモノの臭いがして食べられないそうです(;’’’’)

今年は猛暑の為、ドングリや栗の木の実りが悪く、山に餌が少ないので、野生動物たちの栄養状態が悪いのではという話も聞いていました。最近、涼しくなってから猟師さんが見かけた猪たちは、どの個体も毛ヅヤがよく、太っており、脂ののったお肉が期待できるとのことでした。山の食べ物を食べて太ったのか、農作物を荒らして太っているのか、気になるところですが、111日の猟期が待ち遠しく感じてます。

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