<青木 隊員>
こんにちは、新宮地域の青木藍です。
今年の3月、四国中央市新宮町上山の安楽寺が市の文化財に指定され、そのことを記念したシンポジウムが4日に開催されました。
安楽寺は江戸末期に建設されたとされる真言宗のお寺で、軒下全面に施された彫刻や美しい建築が特徴です。今回のシンポジウムでは午前中に安楽寺の現地見学会が行われた後、午後から新宮小学校体育館で、伊予史談東部会の皆様や県建築士会の専門家が安楽寺の彫刻や建築の重要性と文化財保護、そしてその継承についてお話しされました。また、安楽寺近くの旧寺内小学校を卒業し、新宮でお茶園を経営している大西嘉一郎さんが地域で継承しているお祭りや行事についての思い出や大切さをお話されました。
地域おこし協力隊もお手伝いとして参加。土居や川之江、三島からもたくさんの方に来場頂き、受付や昼食の準備など大忙しでした。
写真は安楽寺の天井に彫刻で描かれている龍の様子。大きくとぐろを巻き、ヒスイ色の大きな目で睨みをきかせています。住職さんによると光の加減によっては全身が銀色に見えるとのことで、様々な角度からじっくりと見たくなる彫刻です。シンポジウムではこの龍の長さがどのくらいあるか、もし計測できたらどのくらいありそうか、話題となっていました。
これからの時期は紅葉も見頃を迎えます。皆さんも新宮町にお越しの際は、ぜひ紅葉と合わせて安楽寺をご覧になってくださいね~
2019年11月6日付の愛媛新聞にもシンポジウムの様子が紹介されました。新宮に来てくれる人が増えるといいなと思います☆